パリのリトグラフ工房IDEM(イデム)。

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展覧会 - 辰野登恵子@資生堂ギャラリー -

8月末より10月16日まで、資生堂ギャラリーにて、"辰野登恵子展 抽象ー明日への問いかけ"が開催されています。
※終了しました。

e0246645_21471955.jpgphoto:展示風景

辰野登恵子さんは日本を代表する女性アーティストの一人。
東京芸術大学を卒業後、1995年には東京国立近代美術館で史上初の女性であり史上最年少での個展を開催するなど、日本の近代アートを支え引っ張る存在です。
今年の始め、辰野さんがパリに一ヶ月半滞在しながら毎日工房に来て制作された、渾身の19作品の一部が展示されています。

展示も来週いっぱい。
ぜひ足をお運び下さい。




常に"抽象"とは何かと追い求める作家の、一つの答えが、そして通過点でしかない一つがここにあります。
抽象画とは何だろう。
一般的に言う抽象画というものが生まれてからちょうど100年。
多くの作家たちがその言葉のもと表現してきました。
その中でも辰野さんの作品は「何かに見える」要素の強いものではないかと思います。
今展覧会のカタログでも語られているように、"パスタに見える"、"ミミズに見える"。
「これは何ですか?」と制作現場を覗いて尋ねる人も少なくありませんでした。

e0246645_1321573.jpgphoto:制作風景
辰野さんの製作中、各々の作品にはあだ名のようなものがありました。
ダイヤモンド、ヘビ、金魚....。
それを否定することなく、まるで自身も楽しむようにそう呼んでいました。
決してそれらを描いているわけではないし、抽象画を描く作家にとって何かに例えられることは嬉しいことではないはずです。
それでも辰野さんは笑いながらこう言いました。
「でも本物の金魚を見てこれ思い出したり、こんな風に見えちゃったら可笑しいわよね。」
と。


それ以来、花を見てペンを見て(まだ金魚を見る機会には遭遇出来ていません)、生活の中で時々辰野さんの作品がふと頭の中に浮かび上がることがあります。
そんなとき、ふっと笑ってしまいます。
"辰野さんが言ってた通りになっちゃった"と。
見て心地いい、考えて心地いい、思い出して心地いい。
"抽象"というものの捉え方は色々ありますが、とりあえず辰野さんの"抽象"作品を見るとき私は、あんなにもパワフルな作品から心地よさを感じるのです。

e0246645_2174486.jpgphoto:最終日の集合写真
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by idemparis | 2011-10-05 01:36 | 展覧会