パリのリトグラフ工房IDEM(イデム)。

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idem物語4

今日は工房の半分を覆う天窓の話。

この建物が建ったのは1880年のこと。
動力だって蒸気モーターを使っていたような時代。
電気は貴重だし、室内でだって太陽の光を浴びたいっ!!
太陽が出た途端、こぞってテラスに集まるフランス人。

"出来るかぎりの大きな天窓を!!"

って、満場一致だったに違いありませんよね。
で、結局天井のほぼ半分。笑

e0246645_3214553.jpge0246645_323085.jpg


百数十年前の人たちのアイディアのお陰で、私はこの空間がより大好きなのです。
だって、太陽がさせば影が出来るほど日が入り、雨が降るとガラスに当たる雨音がまるで音楽の様。
日が沈む夕方は紫色の空を映してとっても綺麗な色になるし、時々どこからか落ち葉が飛んできてシールを貼ったように葉っぱの模様が映る。
冬には雪だって積もります。
室内に居ても常にこの天窓が外の風景を伝えてくれるのです。

でも...大雨が降ると実は数カ所から雨漏りが…。
紙にとって雨は大敵!!
でも…、そこは愛嬌、憎めないんです。
そんな時は皆で急いでバケツを各所に置きます。
チームワークですね。

e0246645_3265767.jpg

この天窓、実際には職人になくてはならないもの。
作品の色は必ず日の光で確認するのです。
蛍光灯でも白熱灯でもダメ。
とっても大切な太陽の光なんです。

e0246645_320672.jpgphoto:色を確認中の職人

とは言え、季節や天気、時間帯によって日の光も変わってきます。
そこのブレが全くないのが熟練の業。
受け継がれてきた技術、本当に素晴らしいです。

最後に一枚。
製作中のDavid LYNCHさんの作品に天窓が映り込んだもの。
この場所でしか見ることの出来ない、作家と太陽のコラボレーションです。

e0246645_3175654.jpg
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by idemparis | 2011-10-25 03:37 | idem