パリのリトグラフ工房IDEM(イデム)。

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リンチ展開催の小さな物語、つづき。

さて、
お話のつづき。

e0246645_212439.jpg
photo:リンチ展@ヒカリエの様子2 (photo by Kenji Takahashi)

こういう時、ご縁って本当にすごいなぁと思います。

振り返って時は90年代。
東京青山に東高現代美術館というものがありました。
この美術館は、当時高級エステートを提案していた東高不動産が期間限定で設立したもの。

e0246645_20535371.jpge0246645_20541362.jpgphoto:1989年当時の様子(こちらから引用させて頂きました。)

開館は数年と短いものでしたが、その1988年から1991年の間にはフランク・ステラやダニエル・ビュラン、ソル・ルウィットにレンゾ・ピアノの個展など現在の日本で"こんなの見れるのー!"と驚くような企画が次々と開催されていました。
しかも会期が2週間から長いものでも1ヶ月半という...。

現在日本を代表する現代アートギャラリーの一つ、SCAI THE BATHHOUSEの代表、白石正美さんが副館長を務められ、多くの展示を企画されていたというだけでもかなりかなり興味深い...。
1991年8月、「不思議な抽象:現代アメリカの先鋭たち」という展覧会を最後に東高美術館は短い歴史に幕を下ろしましたが、それでも日本の美術史に刻んだ足跡は深く、今だに名前を聞くことも多い美術館です。

その中で1991年1月、たった2週間だけの会期でその"デヴィッド・リンチ展"は開催されました。
e0246645_2172377.jpg
photo:David Lynch展@東高現代美術館のカタログ(現在絶版ですがamazonで中古購入可)

今回のDavid Lynch展で、それ以来20年ぶりの展覧会と色んなところでうわさになっていたのでご存知の方も多いかもしれませんが、
その時、白石さんのアシスタントをされていたのが小山登美夫さんなんです。
今思うと、展覧会のキュレーターが飯田高誉さん、副館長が白石さん、アシスタントが小山さん...ご、豪華...。

時代は戻って2010年10月。
リトグラフ工房idemにはちょうどリンチさんが制作に来られていました。
同じタイミングでFIAC(パリで一番歴史のあるアートフェアー)に参加されていた小山さん。

"こんな工房があるんです。丁度リンチさんも来られていて。よかったら来られませんか?"

そう聞いてみました。


この半年前、人の紹介で初めてお会いした得体の知れない私の相談を、とっても楽しそうにじっくり聞いてくださった小山さん。
その人としての大きさに魅了され、いつかなにかご縁があれば嬉しいなと思っていました。
そしてその時の感謝もあり、いつか何かしらの恩返しが出来ればと思っていました。

そしてその時と同じように私の工房へのお誘いに、

"ぜひ!"

と快諾してくださり、お忙しい中お時間を作ってきてくださいました。
丁度idemで制作中だったリンチさんにここのオーナー、フォレストが小山さんをご紹介。

"1991年、東京の東高現代美術館での個展の際、Mr.白石のアシスタントをしていたんです。"

と小山さんがリンチさんに伝えると、


"Really? Oh, wonderful!! (本当?すごい!)"


と驚きつつもとっても喜ばれるリンチさん。


これが小山さんとDavid Lynch、20年ぶりの再会でした。



つづく...
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by idemparis | 2012-07-10 02:09 | 展覧会