パリのリトグラフ工房IDEM(イデム)。

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idem物語5

大忙しの一週間でした。
どうしてこんなに時間ってないのでしょう。
なかなかブログの更新が出来ない中、チェックしてくださる方には大感謝です。
ありがとうございます。

今日は職人さんのお話。

昔々、とはいっても数十年前くらいのお話。
リトグラフ工房は大忙しでした。
一番多い時は50人くらいの職人さんがいたとも聞いています。
その時の名残がこれ。

e0246645_2141928.jpge0246645_2144048.jpg
















出勤カードを入れるもの。今は使われていませんが50番まであります。
大将が1番で新入りは50番?
ってことは私は新入り50番ですね。

早起きさんは余裕でここにカードを入れ、寝ぼすけさんは慌てて入れるからきっとカードもくしゃくしゃ。
出勤時間ギリギリはとっても賑やかだったんだろうなぁと思います。

今は専属のリトグラフ職人さんが5人。
その他作業によって多分野の職人さんが入れ替わり来るし、アシスタントの私も含めて他に7人います。

ここにいるのは世界でも屈指の職人さんばかりです。
仕事中は本当に真剣で、プロ中のプロ。
小さなミスも逃しませんし、彼らの手にかかると素晴らしい作品が出来上がります。
一つの色を検討するにも絶対に力を抜きません。

e0246645_311249.jpgphoto:色を検討中

以前このブログでもご紹介したMIXT(E)という雑誌の撮影で取ってもらった職人さんの写真。
こんな顔でお仕事してるから、初めてここに来た時みんなが少し恐かったということは内緒にしています。笑


e0246645_332723.jpge0246645_3195443.jpge0246645_320285.jpg

photo:Pol Baril

そんな関係も今じゃこんな。
みんなとっても仲良しです。

e0246645_382685.jpg
e0246645_325263.jpg
e0246645_326148.jpg
photo:工房での日常

リトグラフが多くのテクニックを必要とせず、作家に取って表現しやすいと言われているのは、
このようにその道何十年の職人さんたちがいるからです。
その中でも一番多くの技術を必要とする石版リトグラフはどの工房でも出来るというわけではありません。
重いし、準備にも時間がかかる。
場所も取るし、制作後の管理も大変です。
それでも石版をこの工房が推奨しているのは、本当にいいものを生み出してほしいから。

アルミ版が劣るとは言いません。
だけど石版にしか出せない表現がここには詰まっています。
次回は"なぜ石版なのか"ということに触れたいなと思っています。

石版の表現の美しさ、乞うご期待です。

最後に一枚。
工房を、作家を、リトグラフを支えている縁の下の力持ちさんたちです。

e0246645_3262810.jpg
photo:工房にて、職人。

続く...。
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by idemparis | 2011-11-23 03:27 | idem

アートとは。

バカンス明けのフランスは催し物が多く、大忙しです。
毎日書きたいはずのブログもついつい疎かに。
とは言え、ネタはたくさん溜まっています。
気長に呼んで頂けると嬉しいです。
感想、お問い合わせ、知りたいことなどあれば、コメントやメールで直接ご連絡下さい。

さて、今日はアートって何だろ?ってことを話そうと思います。
すごいタイトルにしたなーと思うけど、深い話ではなくもっともっと単純なことが言いたいのです。

私は美術館が好きです。
アートが大好き。
でも、美術館ってつまらない。アートって何?って言う意見もたくさんあると思います。
ピカソだから、シャガールだから、これは誰の絵で美術の教科書にあったから...。
うーん、何か勉強の一端みたいで疲れますよね。
だからそういうの、どうでもいいんです。(どうでもよくない側面もあるのでそれはまた今度。)

じゃあ何?

ってこと。
一言で言うと"かっこいいかかっこよくないか!"もしくは"好きか嫌いか!"だと思います。
私の場合はそれが"欲しいか欲しくないか!"ってとこまでいってしまいますが...。笑
つまり洋服や本、建築と一緒なんですね。
それでいいと思っています。

e0246645_3362388.jpg

これ、かっこよくないですか?
工房にリトグラフを飾ったところです。
家のソファーの後ろの壁に飾ったらかっこいいだろうなぁと思います。

e0246645_3431919.jpg

これはどうですか?
実はこれ、日本の実家の玄関です。
絵があるから空間がぐっと引き締まる。意外と和洋折衷でしっくりきます。

お部屋に絵があると、びっくりするほど空間が変わるんです。
それが好きな作家、好きな絵だったらいいですよね。
なんか自分の世界観がそこにあるというか...。

以下はここで制作された好きな作品の一部です。
David Lynch
e0246645_42337.jpge0246645_42562.jpge0246645_433852.jpge0246645_44525.jpge0246645_455315.jpg

































































ジャン=ミシェル・アルベロラ
e0246645_452460.jpge0246645_47357.jpg



















































キャロール・ベンザケン
e0246645_48413.jpge0246645_49587.jpg

バルテレミー・トーゴ
e0246645_410195.jpge0246645_4103725.jpg

































ちなみに上の絵をこんな額に入れてみました。
e0246645_413588.jpg




額だって好きなのに入れていいですし、どんなのがいいかなーなんて考えてみるのも楽しいですよ。
これらは一応全部お値段のついた売り物。
気になる物があれば見てみてください。
item editions

それでも写真より本物。
全然違いますよ。
ご連絡いただければ見たい作品、お見せすることも出来ますのでいつでもどうぞ。

と、いろいろ載せてみましたが、あくまでこれはアートの捉え方の一端。
私はアートの歴史やどう成立しているのかも知らなければいけない(知りたい)し、近年のアートバブル、投資対象、作家の制作方法やそれを支える美術館やギャラリー、コレクターも大切な要素です。
でも、アートってモノがもっともっと身近な物でもいいと思ってます。
とりあえず、"家に飾ったらどれがかっこいいだろうなー"なんて思いながら覗いてみてください。
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by idemparis | 2011-11-06 04:37 | item editions