パリのリトグラフ工房IDEM(イデム)。

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リンチ展開催の小さな物語、完結。

しばらく間は空いてしまいましたが、この小さな物語も完結。
前回のお話の続きです。

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photo:リンチ展@ヒカリエの様子(photo by Kenji Takahashi)

20年ぶりの再会だったというこのお二人
そう思うと、お二人が持つ空気って似ているような気がしています。

周りが見るその人の価値や地位や役割が変わろうと、たくさんの知識や経験を身につけようと、彼らの持つ好奇心に溢れた透明感のある眼はなんにも変わらないんだろうなと思うんです。
そしてその眼がどんどんと人を魅了し巻き込み、どんどんと自分の味方にしていってしまう。

今回、小山さんとお仕事ができることがとっても嬉しく、私とオーナーで何か出来ないかと考えていました。
"リンチさんのために何か出来たらいいな"と思ったように、"小山さんのために何か出来たらいいな"と思ったのは本当にお二人の共通する魅力に動かされて。

そこで出たのが小山登美夫ギャラリーに、そしてリンチの作品を見にわざわざ足を運んでくれるお客さまに向けてのビデオメッセージという案でした。
多忙なスケジュールの中快諾してくださったリンチさんとTeam Lynch、設営日が一日しかなく大忙しの小山ギャラリーのみなさん、そしてイデム。
時差もあるそれぞれが共通して持てた時間はたった半日。
その中で実現させるため、東京とロサンゼルスとパリが何だか一致団結していました。


そして出来たのがこの動画!!!
(びっくりしてください!)



わわわー。

まるでフィルムのようなメッセージ…。
感動です。
これを見たとき、小躍りしました...。

今回の展覧会開催をとっても喜んでくださったリンチさんの、その気持ちがたくさん籠ったビデオとなりました。
e0246645_073534.jpg


e0246645_085785.jpg
photo:入ってすぐ右手の画面(photo by Kenji Takahashi)

こんな感じに会場内外で流して頂いたようです。
あぁ、しーあーわーせー。


そんなお二方の魅力に動かされた私ですが、今回のプロジェクトのもう一人の名脇役であるここのオーナーもそう言う意味ではお二人と同じ空気を持つ人。
知らず知らずに人を魅了し、人が集まってきます。
ここで働いているとその人徳と、人の輪の広さに驚かされるばかり。

そんな好奇心溢れ続ける透明感のある眼を持つ三人が集まったからこそ、こんなに嬉しく暖かく、きっと足を運ばれた方々にも楽しんでもらえただろう展覧会を実現させることができたんだと思います。

こんな若造が大先輩方を評するなとも言われそうですが、これは私の一感想で、この三人が本当に素敵な人たちなんだということを伝えたいと思う気持ちだとすれば、許されるかなぁなんて勝手に思っています。

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photo:そんな気持ちの私の今の視界...

これでこの小さな小さな物語も完結。


最後に残るは小さな悔しさ。
小山さん、ここのオーナーのフォレスト、リンチさんと誰が欠けても叶わなかったこの機会。
私もこのためにたくさんの仕事をしました。
本当はもっと前から実現したくていろいろ動いていました。
でも全然叶わず。
自分の非力さをただただ痛感した後に叶った展覧会でもあります。

だからこそ、この機会を作ってくださった小山さんに本当に感謝しています。
そんな小山さんも20年前はアシスタントでした。
だから私も今はまだ繋がっていないどこかにあるご縁が、今回のようなご縁に繋がっていくといいなぁと思いながら、マイペースに、そしていつも笑顔で、これからも一歩一歩進んでいければと思います。


この展覧会も大きな前進。
リンチさんに伝えた"今の夢"の一つが叶いました。
そして小山さん、リンチさんはもちろん、今回築けた小山登美夫ギャラリーのみなさんとチーム・リンチのみなさんとの関係も一つの宝物となりました。

そう思うと、あのヒカリエでの展覧会は会期中、私にとっての宝箱だった気がします。

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photo:宝箱!(photo by Kenji Takahashi)

おまけに、

展示されていた作品たちの制作風景...

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photo:« It was at Night when the Hands Reached Out and Gathered the Clouds from the Eyes and I Saw Myself », 2011製作中
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photo:« Why Electricity Make Me do Bad Things », 2012製作中


最後は少し長くなりましたが、リンチ展開催の小さな物語、


おわり。
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by idemparis | 2012-08-29 19:15 | 展覧会

日本より戻りました。

フランスは毎年8月、一ヶ月の夏休み。
長かった夏休みも終わり、昨日が初出勤でした。

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このドアをくぐると、変わらない顔が私を迎えてくれました。

オーナーと、同僚と、職人たちと、石版もプレス機も、そして空気もそのまんま。
やっぱり大好きな場所です。

夏休みにかまけて、ブログもほったらかし。
すいません、連絡も滞り、そんなところだけ思いっきりフランス人化しています。
日本では小山さんのギャラリーもお邪魔出来たので、そのことも書きつつ前回のお話を完結させようと思います。

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変わらず並んでお出迎えしてくれる石版たち。

本当に愛おしくてしょうがない存在です。
今日もBGMはプレス機です。
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by idemparis | 2012-08-28 20:53 | idem